先日、杏の割れた歯についてお話ししましたが、今回はその後に行った歯の手術についてまとめています。
手術が決まってから当日まで、そして終わったあとも――
正直、ずっと不安でした。
ちゃんと無事に終わるのか。
帰ってきたあと、いつも通りに過ごせるのか。
・手術前はどう過ごせばいいの?
・ご飯はいつから食べていいの?
・術後この様子って普通?
調べても「手術は無事に終わりました」の先の情報って意外と少なくて、ひとつひとつ手探りでした。
この記事では、実際の術後の様子や回復の流れを、体験ベースでそのまままとめています。
マヤノ術後の様子や回復の流れなど、「その後どうだったのか」が少しでもイメージできる記事になれば嬉しいです。
歯が割れてしまった経緯については、こちらにまとめています。
(気づいたきっかけや当時の様子も詳しく書いています)


手術予約〜手術前日までの様子
手術になってしまったのは割れた歯が原因ですが、実際の診断名は「歯周病」でした。
歯周病って、歯磨き不足が原因というイメージがあったんですが、杏の場合は、歯が割れてしまったところから炎症が広がって歯周病に。
手術の予約をしてから当日までは、私の仕事の都合もあり約1ヶ月ほど。
その間、炎症がじわじわ広がっていかないか不安はありましたが、杏に特に大きな変化はなく過ごしていました。
ひとつ気になったことといえば、歯磨きをする時に、歯が割れた右側の口を触ろうとすると少し嫌がる素振りを見せ始めたこと。
ただ、ご飯も食べられているし、噛むおもちゃもいつも通りガジガジしている。
大きな不安はないけど、本人も少し違和感を感じてるんだろうなと思っていました。
術前検査(血液検査・レントゲンなど)
杏が通っている動物病院は、手術前日〜一週間前までの間に術前検査を受けることになっていました。
今回は手術の前日に受診。
身体検査、血液検査、レントゲンを撮ってもらい、先生からは問題ないとのこと。
手術当日までの過ごし方や食事について説明を受けて、その日は終了しました。
手術前の絶食(いつから?水は飲める?)
手術当日は午前中に預けるため、前日22時以降から絶食です。
当日は朝ごはんはなしだと思っていたのですが、前日から絶食が必要で、お水やリキッドフードは当日の預ける3時間前まではOKとのことでした。(※絶食時間などは病院によって異なる場合があります。事前に病院で確認してみてください。)
ここで地味に悩んだのが、朝ごはん。
我が家は3匹いて、いつも朝ごはんは一緒に食べさせています。
他の2匹が食べているのに杏はもらえない…と思わせない状況をどう作るか。
2階のあるお家なら分けられると思うんですが、我が家は平屋。別の部屋にいても、音や匂いで絶対気づく。
手術前に不安にさせたくなくて、どう過ごさせるか、ずっとモヤモヤ考えてました。
病院で説明のあったリキッドフード、これを用意しておけばよかったなと、今は思っています。
ここでの教訓(やっておけばよかったこと)
- 術前検査はなるべく前日は避ける(準備できない&疲れが残る)
- リキッドフードは事前に用意しておく
手術当日の朝ごはん問題(多頭飼いでどうする?)
いよいよ当日。
3匹の朝ごはんは悩んだ結果、杏に合わせてみんなの朝ごはんを抜くことにしました。
杏だけもらえない…と不安にさせたくなくて、他の2匹にはちょっと我慢してもらう形に。
ただ、ちゃっかり者の柚餅子は別。
お昼用のご飯を準備している時にずっと足元にいたので、内緒で朝ごはんを食べたのはここだけの話です。笑
杏と胡桃は、ご飯がもらえないことに不思議そうな顔をしながら過ごしていました。
時々、「なんでご飯ないの?」という杏の不満パンチも飛んできたけど…。
結局、杏は起きてから水も飲まず、そのまま移動の時間に。


いつもと違う空気を感じているのか、どこか落ち着かない様子でした。
預かり~手術後すぐの様子(当日の流れ)
午前中に病院に着いて、手術の同意書を記入し杏を預けました。
手術は午後に行われるとのこと。
いったん自宅に戻り、落ち着かないまま時間を過ごしました。
夕方、病院に電話をすると、無事に手術が終わり、麻酔からも目覚めていると聞いて安堵。
迎えに行くと、杏はまだ少し麻酔が残っているのか、ぼーっとした様子でした。
先生から手術内容の説明を受け、抜いた歯も見せてもらいました。
幸い、割れた歯以外には炎症はなく、当初抜く予定だった後ろの歯も温存できたとのこと。
今回、抜歯したあとは3針ほど縫っていて、糸は溶けるタイプなので抜糸の必要はないそうです。
また、術後は抗生物質を3日間飲むようにと、お薬も処方されました。
抜糸がいらないと聞いて、そこは少し安心しました。
お会計を済ませて帰る準備をしている時に、朝から飲まず食わずの杏にお水をあげると、ガブガブ飲み始めて。
「よく頑張ったね」と声をかけて、帰路につきました。
帰宅後の様子(当日の過ごし方と変化)
帰宅後はリビングで休ませました。
まだ少しぼーっとしている様子。
夜ご飯の準備をしているとテレビに動物が映ったんですが、いつもならすぐ吠えるのに、その時はなにも言わずぼーっと眺めていて。
「大丈夫かな…」と少し心配に。


杏の夜ご飯は、ペースト状ならOKとのことで、スープを用意。


さっきまでぼーっとしていたのに、匂いがすると目をぱっちり開けて催促。
しっかり完食しました。
そして、その後の行動にちょっと驚きました。
帰ってから2時間くらい経った頃、なんといつも噛んでいるおもちゃをかじり始めたんです。
回復、早い…と思ったのも束の間。
右上の奥歯が一本ない状態で、いつも通りの位置で噛もうとして違和感に気づいたみたいで。
うまく噛めないことがわかるとやめて、気を紛らすように前足をペロペロ舐めていました。
ちょっと胸がギュッとする出来事でした。


術後の夜の様子(お腹ギュルギュルは大丈夫?)
特に副作用もなく、そのまま就寝。
ただ明け方、誰かのお腹のギュルギュル音で目が覚めました。
音の正体は杏。
手術後でお腹壊したのかと心配になりましたが、本人はスヤスヤ寝ていて、トイレも異常なし。
どうやら空腹だったようです。
体調不良じゃなくて安心しましたが、お腹空いて鳴ってるのもそれはそれで可哀想でした…。
翌日のごはん(いつから?何をあげた?)
手術翌日からは、ご飯は普段通りにあげていいと先生から言われていました。
ただ、傷口への影響が少し気になったので、朝ごはんは、普段食べているドライフードをふやかしてあげることにしました。
食いつきは、お腹を空かせていたこともあり、ペロリと完食😋
食後に吐くこともなく、その後も普段通りに過ごせていたので一安心。
その日一日は様子を見るため、杏だけふやかしたご飯にしてあげました。
手術後の回復の流れ(何日で元に戻る?)
今回の回復の流れを、実際の様子をもとにまとめていきます。
思っていたよりも回復は早かったですが、最初の数日はやっぱり少し心配になる様子もありました。
手術後1日目
食欲も元気も、思っていたより早く戻ってきました。
ただ、ずっと「キューン…」と小さく鳴いていて。
痛いのか、違和感なのか…。
口を触っても嫌がる様子はなかったので、「何か変です…キューン…」って訴えてる感じでした。
その日はずっとそんな様子で、少し心配でした。
手術後2日目
ご飯は、ふやかさず通常のドライフードに戻しました。
特に痛がる様子もなく、しっかり完食。
前日ずっと鳴いていたのも、この日はほとんどなくなっていて、少しずつ慣れてきている様子でした。
おもちゃも、歯を抜いた反対側で噛むようになっていて、「ちゃんと対応してるんだな」と感じました。


手術後3日目
食欲・元気ともに、ほぼいつも通り。
お庭でも遊ぶようになって、かなり安心しました。
おもちゃも左側で噛むことに慣れてきた様子。
夜の歯磨きも再開しました。
抜歯した部分は避けて、他の歯だけをやさしく磨くようにしています。
先生からは「1週間後には通常通りに磨いてOK」と言われているので、様子を見ながら、少しずつ歯磨きの範囲を広げていく予定です。
ここまで回復してきたので、あらためて術前と術後の状態を見比べてみました。
※口内の写真が含まれます


手術にかかった費用(実際の金額)
今回の手術でかかった費用は、合計で約82,000円でした。
内訳としては、
- 手術当日:約50,000円
- 術前検査:約32,000円
などを含めた金額です。


正直、想像していたよりも高くてびっくり。
ただ、手術や入院に特化したペット保険に入っていたこともあり、自己負担はだいぶ抑えられました。
実際にどのくらい保険金が戻ったのかについては、こちらの記事にまとめています。


ちょうど保険の更新時期で、継続するか悩んでいたタイミングだったのですが、そのまま入っていて本当に良かったです😂
金額だけを見ると悩む部分もあると思いますが、同じように迷っている方の参考になればと思い、記録として残しておきます。
事前にやっておいた方がよかったこと
今回の経験を踏まえて、「こうしておけばよかった」と思ったことです。
- 術前検査は前日ではなく、2〜3日前までに受けておく
- 当日の朝用にリキッドフードを用意しておく
- 手術後のご飯について事前に確認しておく
- 手術にかかる費用をあらかじめ聞いておく
どれも大きなことではないですが、事前に準備できているだけで安心感はかなり違うと思います。
気をつけたほうがいいこと
- 手術前の絶食時間はしっかり守る
- お水を飲める時間も事前に確認しておく
- 前日はシャンプーなどは避けて、静かに過ごさせる
そして手術後は、
- 無理に動かさない
- なるべく落ち着いた環境で休ませる
- 様子に違和感があればすぐ病院に連絡する(反応が鈍い・痙攣・ぐったりしている等)
「ちょっとおかしいかも?」と思ったら、遠慮せずすぐ相談するのが一番安心です。
今振り返って思うこと
大前提として、歯が割れてしまった時の違和感を、もっと早く病院で相談していればよかったと思っています。
そうしていれば、手術にはならなかった可能性もあって、杏は今もいつも通りおもちゃをガジガジできていたかもしれません。
そう思うと、どうしても悔しさは残ります。
同じような思いをするワンちゃんや飼い主さんが少しでも減ってほしいと思い、今回のことをブログに残しました。
今回のように、歯が割れてから手術に至るケースもあるので、少しでも違和感があれば早めにチェックしてあげてください。
歯が割れていたときの経緯はこちらにまとめています👇


まとめ
犬の手術後は、不安になることが多いと思いますが、杏の場合は、数時間で落ち着き、数日でほぼ元の状態に戻りました。
術後はぼーっとしていて、いつもと違う様子に見える時間もありましたが、少しずつ普段の杏らしさが戻ってきて、ようやく安心できました。
もちろん個体差はありますが、これから手術を控えている方にとって、少しでも安心材料になれば嬉しいです。
また、準備や当日の流れについても、参考になればと思います。











