多頭飼いって、にぎやかで楽しそう。
そんなイメージ、ありませんか?
実際に3匹と暮らしてみると、楽しいことはもちろんたくさんあります。
でもそれ以上に、
「3匹いると大変…いや、ほんとに大変…でも可愛い…」
って思う瞬間もかなり多いです。
今回は、3チワ(胡桃・杏・柚餅子)と暮らす中で感じた、多頭飼いならではのリアルな日常をまとめてみました。
これから多頭飼いを考えている方にも、すでに多頭飼いをしている方にも、「わかる…」って思ってもらえたら嬉しいです。
① ご飯の時間=戦場
ご飯の準備をし始めた瞬間から、空気が変わります。
キッチンに立てば視線が刺さる。
ちょっと動くだけで全員集合。
まだかまだかとソワソワ。
しかも、そのソワソワの仕方もみんな違う。
人を掘り掘りして強くアピールする杏。
ピーピー小さく鳴きながら震えて待つ柚餅子。
そして、無言の圧の胡桃。



ご飯の準備が終わる頃には、催促はピーク。
食べる場所までみんなで大移動。
そして1匹でも食べ終わると、他の子のご飯を狙う。
特に柚餅子は、「それ僕のですけど?」みたいな顔で、
まだ食べてる杏のご飯に平然と奪いにかかります。
そこに胡桃も便乗して、「何食べてんだ!」と参戦。
それを阻止する私。
…毎回、戦いです。
杏が不憫でならないので、ご飯は杏から。
数秒差で柚餅子と胡桃にあげています。
ちなみに柚餅子、胡桃が怖いので
胡桃のご飯には手を出せません(笑)
② 1匹だけ可愛がると空気が変わる
1匹を撫でていると、なんとなく感じる視線。
ふと見ると、じーっとこちらを見ている子たち。
「それ、いつまで続きますか?」
「私(僕)も撫でてほしいです」
みたいな圧。
そしてワラワラ集まりだし、背中を預けてくる。
…やれってことだよね、これ。
もちろん3匹同時は無理なので、順番に撫でる。
すると撫でられてない子が
「あれ?」って顔で振り返る。
それが×3。
…手が足りない。
しょうがないので、腕フル稼働+顔でグリグリ。
可愛いけど、普通に大変です。
そしてこういうとき、ちゃんと見てる。
「さっきの子、長くない?」っていう目で。
平等って、大事。
③ 散歩は一大イベント(個性爆発)
「よし、お散歩行こう」
この一言でテンションMAXになる子と、
「えっ…」って距離を取る子に分かれます。
我が家の場合、杏は後者。
外がちょっと苦手で、その日の気分で参加を決めます。
行きたくない日は逃げる。
声かけても顔そむける。
でも、ちょっと行きたい日は違う。
逃げるけど遠くには行かない。
「あ、今日行きたい日だな」って分かる。
そして玄関で準備してると、
「い…行きたいです…!」って飛んでくる。
可愛いけど、正直ちょっと面倒くさい(笑)

散歩中も、もちろんバラバラ。
胡桃はとにかく臭い嗅ぎ。
あっちもこっちもクンクン。
引っ張ると「まだだから!」って踏ん張る。
杏は外に出ればルンルン。
でもちょっと怖いから早歩き。
柚餅子はグイグイ進みたいタイプ。
でも胡桃の臭い嗅ぎも気になる。
「なになに?なんかある?」ってうろちょろ。
3匹それぞれスタイルが違うので、
一緒に行く日はなかなかカオス。
そして秩序を乱すのはだいたい胡桃。
「まだ嗅ぐから!」が最優先。
それを待つ2匹。
胡桃様は絶対です。
④ みんなができるなら、私もできる
これは杏の話。
とにかく慎重で、ちょっと臆病。
庭にもなかなか出られないし、
お散歩も「行くまで」が怖いタイプ。
部屋からお庭を見るときも、
カーテンの中に入れなくて、外が見えない。
「お外見れない…カーテン開けてください…」って感じで、
手前で止まってる。
新しいものに対しては、基本「無理です」。
(ただし、おもちゃは別)
でも、胡桃と柚餅子は何に対してもわりと平気。
気にせず外に出るし、新しいことにもすっと慣れる。
そんな2匹を、少し離れたところからじっと見てる杏。
で、しばらくすると、
そーっと近づいてくる。
「…みんなができるなら、私もできるかも」
っていう感じで、少しずつ挑戦するように。
1匹だったら、そのままやらなかったことも、
みんながいるとできるようになる。
これ、多頭飼いのいいところだなって思います。

⑤ ドッグランでは群れで行動
家の中でも、だいたい一緒にいる3匹。
でもドッグランに行くと、それがさらに分かりやすくなります。
基本、バラけない。
私が少し移動すると、
「どこ行くの?」って感じで、全員ついてくる。
広いドッグランなのに、
結局いつも同じかたまりで動いてる。
他のワンちゃんが近づいてきて、
柚餅子がちょっかいを出されると、
杏がすっと間に入る。
特に何かするわけじゃないけど、
ちゃんと様子を見てる感じ。
胡桃はというと、基本ずっと私のそば。
みんなそれぞれ自由に遊ぶというより、
”みんな一緒が当たり前”って感じ。
せっかくのドッグランなんだから、
もう少し自由に遊んでもいいんだよ…?と思いつつ、
こうやって自然とまとまって動いてるのを見ると、
ああ、ちゃんと群れなんだなって実感します。
⑥ おもちゃ大好き。でも”みんな仲良く”には遊べない
3匹とも、おもちゃの好みはそれぞれ違います。
胡桃は、基本ひとりで遊ぶタイプ。
自分のペースで、気に入ったおもちゃを静かに楽しむのが好きです。
杏は、新しいものが大好き。
初めて見るおもちゃには、とりあえず食いつく。
柚餅子は、なんでも大好き。
とりあえず全部自分のものにしたいタイプです。
それぞれ好きなように遊んでいれば平和なはずなんですが、
新しいおもちゃを出した瞬間、空気が変わる。
さっきまで落ち着いていたのに、
全員の目の色が変わる。
そして、誰かが遊び始めた瞬間、
「それ、いいな」が発動。
杏と柚餅子の間で、奪い合いが始まります。
たとえ同じおもちゃがあっても関係なし。
なぜか“今その子が持ってるもの”がいい。
胡桃はその様子を、少し離れたところから見てるだけ。
自分から取りに行くことはないけど、
他の子が遊び終わったあとに、ふと遊び始めたりする。
「さっきまで遊ばなかったのに?」ってなるけど、
見てると、ちゃんと楽しそう。
ほんとは遊びたかったんだね…って思う瞬間です。
一方で杏は、ちょっとずるい。
自分で取れない場所におもちゃが入ったりすると、
キューン…って困った声。
すると柚餅子が取りに行く。
その瞬間、奪う。
この流れ、ほぼ毎回です。
やっぱり姉は強いです。

⑦ 行動はだいたい連鎖する
1匹が吠えると、全員で吠える。
きっかけはだいたい些細な音。
でも1匹が反応した瞬間、スイッチが入る。
「なに?なに?」って一斉に警戒モード。
理由は誰も分かってないけど、
とりあえず全員で吠える。
インターホン対策もしてるけど、
誰か1匹が吠えた時点で、もう意味はないです。
そして困るのがトイレ問題。
柚餅子が変な場所にマーキングすると、
そこが“新しいトイレ”として認定される。
ちゃんとトイレは別にあるのに、
なぜかそこも“OKな場所”になってしまう。
最初は1匹だけだったはずなのに、
気づいたらみんな同じ場所を選ぶようになる。
良いことも真似するけど、
悪いことの共有スピードは、異常に早い。
ここはほんとに困ってます。
あと、これは我が家だけかもしれませんが…
杏、誰かがうんちを食べると必ず告げ口しにきます。
「ねぇ!今食べてるよ!」
とこっちを見ながら、「早く来て!」と吠える。
一応、杏も止めてはいるみたいなんですが、
胡桃と柚餅子はまったく聞く気なし。
結果、報告係になっています。
…もう少し頑張って、あんちゃん。
⑧ 病院は“自分も行く”前提
ハーネスを手に取った瞬間から、空気が変わります。
「それ、どこ行くやつ?」って顔で、胡桃と柚餅子はそわそわ。
部屋の中をうろうろして、完全に“行く気満々”。
でも杏だけは別。
少し距離を取って、
「私はどこも行きません…」って顔。
同じ空間にいるのに、この温度差。
1匹だけ連れて行こうとすると、
胡桃と柚餅子は「一緒に行けるよね?」って圧をかけてくるし、
行けないと分かると、柚餅子はギャン泣き。
行き先、病院だけど。
そして帰宅後は、恒例の匂いチェック。
顔も体も、念入りにクンクン。
「…あの嫌なトコ、行ってきたね?」って確認してる感じ。
しかも一番チェックが厳しいのが、杏。
自分は「行きません…」って顔でお留守番してたのに、
帰ってきた子のことは、誰よりも念入りに確認します。
さっきまでのあの距離感、どこいったのってくらい。
そのあと、ほんの少し距離を取られるのもお約束です。
薬のときは一転して全員集合。
「それおやつ?」って顔で集まってくる。
でも結局、取られまいとして
薬を飲む子が一番早く食べる。
この流れ、毎回です。
⑨ 順番はそのとき次第
ご飯、抱っこ、声かけ。
我が家には、なんとなくの“順番”があります。
誰が先か、ちゃんとみんな見てる。
少しでも順番を間違えると、
空気が変わる。
特に胡桃。
「今、それ違うよね?」って顔でじっと見てくる。
その視線に耐えられず、やり直し。
最初は胡桃優先で固定していたけど、
今はそのときの様子を見ながら調整しています。
ちゃんと「自分の番」を待てるのは偉いところ。
…なんですが。
ケーキのときだけは別。
順番?なにそれ?
全員、一斉に本気です。

⑩ それぞれの“役割”ができてくる
多頭飼いをしていると、気づいたらそれぞれに“役割”みたいなものができてきます。
我が家の場合は、こんな感じ。
胡桃は、完全にボス。
何をするにも基準は胡桃で、「胡桃がどうするか」が空気を決めます。
杏は、ちょっと繊細で空気を読む。
周りの様子をよく見ていて、喧嘩の仲裁に入ったり、空気を読むポジション。
柚餅子は、自由でマイペース。
場の流れを気にせず動くので、いい意味でも悪い意味でも、流れを崩すことが多いです。
誰が決めたわけでもないのに、自然とこのバランスに落ち着いているのが不思議。
そして、この役割があるからこそ、
多少ぶつかることがあっても、ちゃんと“群れ”として成り立っているんだなと感じます。
1匹だけだったら見えなかった関係性。
多頭飼いならではの面白さだなと思います。
✔ まとめ
多頭飼い、正直大変です。
毎日バタバタだし、手も足りないし、
「もう無理…」って思う日もあります。
でも、ふとした瞬間に思うんです。
あ、この空気、好きだなって。
3匹で同じ空間にいて、
それぞれ好きなことをしているのに、ちゃんと一緒にいる感じ。
ベッタリじゃなくても、ちゃんと“同じ群れ”。
多頭飼いって、ラクじゃないけど、
こういう何気ない瞬間があるから続けられるんだと思います。
これから多頭飼いを考えている方は、
「可愛い」だけでなく「大変さ」も含めて、ぜひイメージしてみてください。



