去年の春、
いつものように犬の散歩に出ようとしたときのことです。
家の前で、突然カラスに襲われました。
しかも一度ではなく、
明らかに「狙われている」と感じるレベルで。
この記事では、実際に起きた出来事と、
そこからわかった原因、対処法をまとめています。
異変は、家を出てすぐだった
去年の4月中旬。
ある日のお昼前、いつものように、胡桃と柚餅子を連れてお散歩に出ようとしたときのこと。
家の門を出てすぐの草むらで、2匹がいつものようにクンクンと匂い嗅ぎをしていました。
そのとき、ふと違和感が。
次の瞬間、
カラスが2匹のすぐそばに降りてきたんです。
しかも、ただいるだけじゃない。
じっとこちらを見て、あきらかに2匹を狙ってる様子。
「これは、危ない」
直感的にそう感じて、私はすぐに2匹を両腕に抱えました。
そしてカラスの様子を見ながら、その場を離れようとした――その瞬間。
バサバサッ!!
大きな羽音とともに、
カラスが私の頭をめがけて襲いかかってきました。
頭を足で掴まれる感覚。
思わずその場にしゃがみ込む私。
腕の中には、胡桃と柚餅子。
「このままじゃ、この子たちに危害がいく」
それだけは絶対に避けたくて、必死でした。
カラスとの睨み合い
カラスは私を襲ったあとも、その場から離れようとしません。
それどころか、こちらをじっと見続けている。
そのとき、ふと思い出しました。
「カラスに背中を見せると危ない」
簡単に逃げることはできない。
そして、
私+2匹 vs カラスの睨み合い状態に。
カラスから目を逸らさず、
一歩、また一歩とゆっくり後ろへ下がる。
すると――
距離を詰めるように、すぐ近くまで飛んでくるカラス。
「こいつ、とことんやる気だな…」
数メートル先には家があるのに、
なかなかそこにたどり着けない。
しかも頭の中では別の不安もありました。
「このまま家に入ったら、場所を覚えられるんじゃないか…?」
一瞬の判断ミスも許されない状況。
脱出できた理由
数分間の睨み合いが続き、
最終的に私は、門の近くにある塀の裏に隠れるという行動を取りました。
カラスの視界から外れた瞬間、
それ以上追ってくることはなく、無事に家に戻ることができました。
正直、かなり怖かったです。
なぜカラスに襲われたのか
後から調べてみて、原因がわかりました。
それは――
カラスが子育て中だったこと。
実は、家の近くの電柱の上に巣があり、
そこでカラスがヒナを育てていたんです。

しかも思い返すと、数日前から
「やけに近くを飛ぶカラスがいるな」という違和感はありました。
つまり私たちは、
“巣に近づく危険な存在”としてロックオンされていたということ。
知らないうちに、警戒レベルMAXにされていたみたいです。
その後の影響
この出来事のあと、
胡桃 → 黒いもの(自転車カバーなど)にしばらく吠えるように
私 → 散歩中ずっと周囲を警戒するように
柚餅子 → いつも通り。笑
(小さい体でも怖がらず、私の腕の中でカラスに向かって唸っていたので逞しい)
正直、しばらくは安心して散歩できませんでした。
実際に行った対策
その後は、
- 家の中から巣の様子を確認
- 親カラスがいないタイミングで散歩
- 巣のある方向はお散歩ルートから外す
- 散歩中は常に頭上を警戒
という生活に。
また、電柱の巣については
東京電力にLINEで撤去依頼も出しました。
(※東京電力公式LINEアカウントのご案内から問い合わせ可能です)
ただし、
👉 子育て中は撤去不可
👉 危険なため、ヒナが巣立つまで待つ必要あり
とのことでした。
カラスは“執念深い”
不思議だったのが、
他の犬は巣の下を通っても襲われていなかったこと。
つまり、
完全にピンポイントで狙われていたんです。
カラスは記憶力が高いと言われていますが、
それを身をもって実感しました。
これから散歩する人へ
今回の経験でわかったことはシンプルです。
- 春(特に4〜6月)はカラスに注意
- 巣の近くでは警戒されている可能性あり
- 近くを何度も低空飛行してくるカラスは“サイン”
- 背中を見せて逃げるのは危険
- ゆっくり離れ、視界から外れるのが有効
そして何より、
「いつもの散歩コースでも、安全とは限らない」
これは本当に強く感じました。
まとめ
ただ、今回の出来事で学んだのは、
カラスはやみくもに攻撃しているわけではなく、守るべきものがあるからこそ行動しているということ。
実際、その後、子ガラスは巣から落ちてしまい、命を落としてしまいました。
あのときの必死さは、きっとその子を守るためだったんだと思います。
もちろん、だからといって襲われるのは怖いし、
こちらとしてはしっかり対策をする必要があります。
でも、
ただ「危ない存在」として避けるだけではなく、
そういう背景があることを知っておくだけでも、少し見え方は変わるのかもしれません。
いつもの散歩道でも、
ほんの少し周りを気にするだけで防げることもある。
これからの季節、カラスが近くを飛んでいたら、
「もしかして」と一度立ち止まってみてください。
あの日みたいな怖い思いをする人やワンコが、少しでも減りますように。



